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2016. 01. 28  
そのコのことは10年くらい前にたった1日、数時間しか顔を見ていないので、現在となっては全くと言って良いほど顔も源氏名(ホステスとしての店での名前)も憶えていないのだが。。。

当時私が通っていた、すすきののとあるスナックに1日体験(正式に働く前に、一度仕事内容を経験してみること)でその日入った、業界未経験の21歳のコがいた。

いまあの日の記憶を辿ると、確か彼女は当時フリーターで、居酒屋でアルバイトをしていると言っていたように思う。

そして掛け持ちでスナックで働いてみようと言い、酒は割りと強い方だと思うとも話していた。

何しろ業界未経験なので、水商売特有のホステスとしての接客は出来ないが、居酒屋で働いていることもあって人見知りせず話せるし、明るい笑顔で接客出来ていた。

ところが客というのは意地悪なもので、新人や1日体験と聞くと、すぐ呑ませたがるものだ。(笑)

私は呑むよりも会話をたくさんしたい方なのだが、他の客のところに着くと結構なペースで呑まされていた様子で、彼女は彼女でそれをやんわり断る術を知らないので、客に言われるがままに呑んでしまうのだ。

そうこうしているうちに、彼女は「お手洗い行ってきます」と言って、席を外したのだが。。。

…一向に出て来ない。

時間にして20分ほど経っていただろうか、ホステスのひとりがトイレの扉を何回ノックしても、全く応答がない。

これは参った、とばかりに「開けるよ!」と言い外から鍵を開けると、そこには用を足し終えた状態のまま、壁を背もたれにして床にグッタリしている彼女の姿が。

1日体験ということで、どんなに呑まされても張り詰めていたそれまでの緊張が、一瞬解けて一気に酔いが回ってしまったのだろう…と。

後日、彼女を“介抱”したホステスに
「あのコ、あれからどうなった?」
と訊ねると、翌日の電話で「夜の仕事(水商売)が怖くなりました」とだけ言い残して、それ以来音沙汰なしという。

たった1日、その日限りで“引退”となってしまった『すすきのデビュー』。

「酒は割りと強い方」なはずの彼女にとって、その日の酒だけは、何とも言えないほろ苦い味で終わってしまったようだ。
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2016. 01. 21  
私がかつて働いていたスーパーで、パート従業員を含めた職場仲間との親睦会を催すことになり、当時社員で一番若かった私と同期の社員と2人で幹事を任されることになった。

会場はすすきのの大手ホテル近くにある焼肉店、19時からの開始で社員とパート含め総勢50名ほどが参加した。

食べ飲み放題のビュッフェスタイルで、店内はそれなりに広くメニューも豊富にあった。

テーブル10卓ほどを占拠し、社員は社員同士で固まり、パート従業員は気の合う者同士が同じテーブルに着きゲラゲラと盛り上がっている。

私は幹事だったので食べることばかりにも集中していられず、ほうぼうに気を遣いながら参加していた。

飲み物は、注文ごとにジョッキやタンブラーグラスでビールやソフトドリンクが運ばれてくるシステムだった為、1回の注文で10や20は当たり前の数になる。

そして。。。

いつもの職場で得られないコミュニケーションが深まり、そろそろ宴もたけなわになってきた頃、ラストオーダーでビールを10人分ほど注文し、学生アルバイトだろうか若い女性店員が両手にジョッキを10本抱えて運んで来た。

そこである社員が、
「華奢な手をしてるのに、よく重いジョッキをいっぺんに運んで来れるよね〜凄いな」
と感心したように話したところ、彼女は気を良くしたのか、
「14本までならイケますよ」
と、テーブルの上にある空いたジョッキを纏めて片手に7本ずつ、14本を持ち上げたのだ。

一瞬の出来事だった。

突如彼女の手元が狂ったのか、その持ち上げたジョッキをひっくり返し、ジョッキに残っていた氷やら底の水分やらをテーブルや床に豪快にぶち撒けたのだ。

私も含め数人のシャツやズボンにもそれが掛かってしまい、一気にその場がパニックになり彼女は蒼白い顔でひたすら謝りながら慌てて後始末をし、他のホールスタッフも駆け付け、彼女を手伝いながらただただ頭を下げ続けている。

既に飲み終えたジョッキだったので被害はさほど酷くはなかったものの、それまで楽しい時間だった宴がラストオーダーというところで何とも言えない空気に包まれ、皆が苦笑いでの終宴となった。

翌日、私たちの職場であるスーパーに焼肉店の店長と“やってしまった”女性店員が10名分の半額サービス券を手に訪れ、当方の店長に頭を下げ、一方で彼女は自分の失態に完全に打ちのめされ、ガックリと頭(こうべ)を垂れていたのは少々気の毒だったか。

そして…そのうちの1枚が、幹事を務めた私のところにやって来た。
2016. 01. 15  
ここはたまたま立ち寄った、初めて訪れたとあるすすきののスナック。

先客が数人、ママさんはいない感じで20歳代前半くらいの若いホステスが4人ほどと、どうやら裏にオーナーだろうか男性がいると思われる、見た目は新しそうな小洒落た店だ。

私はカウンターの左端に案内され、大学生だというアルバイトのホステスのコと、カラオケを歌いながらしばらく談笑していたところに。。。

若い男性が1人来店し、カウンターの後ろ側にある小さなテーブル席に腰掛けた。

週に1度は来る常連客だそうで、カラオケが好きでいつもポルノグラフィティの曲を好んでよく歌っているのだそう。

常連なので女の子たちも慣れた様子で、彼の席につきビールで乾杯、そのテーブルにはもう既にマイクとデンモク(カラオケ選曲に使うリモコンのようなもの)が用意されている。

10分経つか経たないかで早速1曲目、ポルノグラフィティの曲だ。

イントロが掛かり歌い始めると、残念ながら音は完全に外れているのだが…でも何となく違和感が少ない。

驚いたことに、ナチュラルにハモっているのだ。

つまりメロディーラインの音は外しているのだが、その歌っている音程がメロディーにうまく調和して、良い感じにハモってしまっている(笑)。

でも彼はちゃんと普通に、気持ち良く歌っているつもりなのだ。

私は音楽が得意な方なので、ここで彼の歌にもし“乱入”すれば、良いハーモニーが出来るんじゃないかと思ったほどだ(笑)。

私についてくれているホステスのコも「ハモっているよね」と、笑っている。

心では笑っちゃいけないと思いながらも、彼の歌を聴いていると自然と顔がニヤついてしまったのは…ご勘弁を。
2016. 01. 11  
いまから7〜8年前の成人の日の翌日、行きつけのスナックでホステスのコの成人祝いがあった。

5人いるホステスのなかで一番年下、声が大きく歌も上手で客やホステスみんなから愛される、“妹”のような存在のコだ。

当時はまだ専門学校に通う学生で、翌朝早起きしなくてはならなくても夜遅くまで元気一杯、自分の思うがままに人生を楽しんでいることがよく伝わってくる女の子だった。

こういったお店では、ホステスが誕生日を迎えると店の前に大きな花輪が並んでいたりするものだが、成人のお祝いというのはあまり見聞きしたことがなく、珍しいかも知れない。

その日の店内には狭い通路を埋め尽くすほどの花束が置かれており、10席ほどのカウンターと2卓のボックス席は常連客で埋まっていた。

私は仕事帰りで遅めの時間に入店したのだが、既にスナックとは思えない程の賑わいようで、飲めや歌えやの盛り上がりぶりが。

その後閉店までいたのだが、最後まで盛り上がりっ放しでとても楽しい成人のお祝いに、彼女にとっても素敵な思い出として残る1日だったろうと思う。

それから3年ほどで彼女は店を去ったのだが。。

客やみんなから愛された“妹”は、間もなくして2つ年上の男性と縁があり子宝にも恵まれ、札幌を離れても元気で暮らしていると、風の噂で聞いた。
2016. 01. 06  
新年を迎え、すすきのにもまた新しい1年の始まりがやってきた。

あの当時は、まだ現在ほどコンビニも乱立しておらず、24時間営業の飲食店も現在ほど多くはなかった。

現在でこそ多種多様な店や施設、ホテルなどが増えたため日中もそれなりに賑わっているが、かつてはニュークラブやキャバクラが現在よりも多く営業していたこともあり、すすきのの日中と夜間の人の往来には明らかな差があった。

そんなすすきのの年明け営業は、三が日を過ぎた4〜5日に掛けて始まる。

いまから15年くらい前、何となく興味本位で友人とドライブがてら元日の夜にすすきのを訪れたことが、一度だけある。

もう随分前の話なので、現在ではコンビニなども多く、当時とは様子は違うかも知れないが。。

23時頃だったろうか、本来ならばすすきのが最も賑わっている時間帯なのだが…そこは元日、まるで水を打ったかのようにシーンと静まっており、24時間営業の牛丼店やファストフード店以外ネオンはほぼ真っ暗、すすきのの“象徴”NIKKAおじさんの灯りも消えたままだ。

客待ち中のタクシーが所々に数台暇そうに停車しているだけで、何せ人がいないので利用されるはずもなく。

当時は風俗店も殆ど正月営業していなかったので、尚更だ。

そんななか【すすきの交番】の煌々とした灯りも、その夜だけはどこか和らいで見えたのは気のせいか(笑)。

そこで暗闇と化したすすきのを、車を降りて友人とちょっと歩いてみたが、驚くほどの閑けさと人通りの無さに、ある意味気味悪さからの恐怖心に似た感情が芽生え、足早に車に戻ったのを、いまでも憶えている。

1年中、色鮮やかなネオンの灯りと多くの人が行き交い、夜な夜な賑わっている日本最北の巨大歓楽街。

そんな年中フル稼働している『すすきの』の正月は、唯一ゆっくり出来る束の間の休息に違いない。
プロフィール

タツオキ

Author:タツオキ
H&Pコミュニケーションズ北海道代表の、すすきの放浪記です♪
すすきのが好きな方、すすきのへ行ってみたい方…いらっしゃいませ(笑)

◆ 事業内容

各種スポーツ・文化的イベント主催および多種多様なサークル活動、老若男女が一同に集える場や機会のご提案・ご提供。

◆ H&Pコミュニケーションズ北海道
代表: 田口 達興 (タグチ タツオキ)
メール hpho711@yahoo.co.jp

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